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タイトル通りです。
先日の現代ネタ 鳥3兄弟+リタッち 叉の名をダメロン青春ストーリーの場面をいくつか載せたもの。
しかし転生がいまいちストーリーには絡まない(笑
それと今更ですが小野はあらすじを書くのが、大変苦手なことをいまさら悟りました。
あらすじ書いてる→会話文が生まれてそれも書く→1場面できるみたいなことを延々と繰り返してます。
あらすじっていうよりブツ切り?
また気が向いたらうpします。
あと数点は未完成のものがあるので。
・そうだ、(兄の)家に行こう
「最低!もう二度と顔見せないで!」
ある日女の子に派手に振られたダミュロン青年(20)は、肩を怒らせて去っていく女の子を見送る。
殴られた頬をさすりながら考えるのは今日の夕飯のこと。そろそろ外食は飽きたなあと思い立つ。]
だってみんな料理下手だし、食べられたもんじゃないというのが正直なところ。
見た目はみんな綺麗な子だけど、頭が空っぽな子としか遊ばないから自業自得なんだけど。
料理上手な兄に馴らされた舌は、こんな弊害も時たま生む。
自分のアパートに帰るのが嫌で年の離れた兄達が住むマンションに向かう。
暫くの間いろんな女の子の家を泊まり歩いていたもんだから、冷蔵庫の中をみたくないという現実逃避もあったりした。
私立の教師の住む場所にしては不釣合いな高級マンションの一室。だけどダミュにとってはこれが普通。
貰っていた鍵を使いあけるとそこには、セーラー服姿の少女を抱きしめる兄(次男)の姿が!!
とりあえず凍りつく三人。
ダミュロンが兄の機嫌取りの為に買ってきておいた、食材の詰まったスーパーの袋が手から落ち、落下音で気付いた二人が振り向く。
落ちた拍子に袋の口から効かねえ納豆とまいたけ聖剣が零れるが全く気付かない。
大混乱となったダミュロンの背後から長男シュヴァーンさん現る。
「ただいま・・・ダミュロン?どうした」
「兄貴!!」
援軍が来たと思ったら、長男シュヴァーンまでが「ただいまのチュー」を少女にしようとするではないか。
あ、次兄に阻止された。
「俺のリタっちに何すんのよ」
「俺の・・・とは、ずいぶんふざけた物言いだな」
兄弟で三角関係だったりするの、なにその爛れた関係。
しかも彼女何歳ですか。その格好はどうみてもアスピオの、それもち中坊にしか見えないんだけど、真実を確かめることを止められなかった。
「ナンサイデスカ」
思わず片言になってしまっても
合法ロリでしょそうだと言ってよ兄貴。
コスプレ趣味なんだよね、大丈夫世の中にはそういう趣味の奴もいるっていうから俺差別なんてしないよ。
むっつりとした顔で(今の時点では知らないが、ただの照れ隠し)少女が答える。
「15歳よ」
ハイ犯罪決定!!!!
ダミュロンは兄達がお縄につく未来と、ロリコン共の弟として後ろ指差される未来を垣間見て気が遠くなった。
・家族会議(一方的に熱くなって抗議する末っ子)
「知らないのか?ダミュロン」
「兄貴?」
「要は世間に発覚しなければいい。それだけの話だろうに」
イイ笑顔のシュヴァーン。あれ、こんなキャラだっけ。
「そうそう。それに後ろ暗いモン持ってない人間なんてないんだから、そこを突っつけば大抵は黙るって」
俺様そういうの探るの上手いのよ~とニヤニヤ嗤う現役教師。なにそれこわい。
うさんくさいの代名詞だった次兄が、昼行灯だったことに戦慄する。
「あと、駆け落ちなんかもアリね」
「それもいいな」
「それよりおっさんたち、あたし、弟がいるなんて聞いてないんだけど」
視線をそらすシュヴァーンに、口笛を吹いて誤魔化すレイヴン。
「おっさん」
「なに?」「なんだ」
「あとで、じっくり話を聞かせてもらうから」
にっこり。大変可愛らしい笑顔。縮こまる中年の男が二人。すごくかっこわるい。
「「・・・ハイ」」
「よろしい」
それは、ダミュロンがこの三人の力関係を理解した瞬間だった。
・ダミュロンの立ち居地(その1)
ダミュロン(20)
大学2年生。イエガーとキャナリは同級生かつ親友。
コンプレックスとかで荒れかけてたところを助けられたりしたことがあったり。
現在キャナリに報われない恋の真っ最中。
バレないために女の子の間をフラフラと渡り歩いてる健気(?)な遊び人。
いろいろ考えてはいるが、周囲の人たちには軽薄な人間と誤解されがちで、また本人もそれであっていると思い込んでいる。
・苛苛するダミュ
「当たるんなら他所でやって」
「五月蝿いな。あんたは知らないから言えるんだよ」
「当たり前じゃない。いちいち相手の事情を考えて、餓鬼の癇癪受け入れろって?それこそ冗談じゃないわ」
「俺が餓鬼だっていうのか」
「それ以外の何者でもないでしょ」
抗議をぴしゃりと跳ね除けるダミュロンの知る、かの友人にも似た厳しさ。
勿論、彼女の方がリタより十倍も優しいし、百倍も女性として魅力的だ。
「・・・もっと優しくしてくれてもいいんじゃない?」
「甘えんな」
今までの女はこの顔を見せるとどんなに修羅場でも、途端に矛先を収めてくれたものだけど。
「失礼ね。十分優しくしてるわよ」
リタには当然というべきが効果はなかった。
どこが、と力なく吐き捨てた。
そして矢張りこの餓鬼のことは、好きになんてなれっこなれないと確信した。
(*リタっちにしてみればファイヤーボールを飛ばさない時点で十分優しいらしいです)
(**リタっちは実は今でも魔術可能とかそういう使いどころのない設定を今思いつきました)
・大学でばったり
「なんでこんなとこいるんだ」
「それはこっちの台詞」
目の前の少女は大変に眉間に皺を寄せ嫌そうな表情を浮かべている。
おそらく自分も同じ顔をしているだろう。
「まさか迷ったとか?しっかりしろよ」
「知り合いか?ダミュロン」
「あらホント」
背後から掛かったよく知った声に、まずいのに見つかったと悟った。
・ダミュを叱るイエガー+キャナリ
(キャナリの口調わかんねけど小説読み直すのは辛いからこれでいいや)
「彼女に謝りなさい」
「だって「ダミュロン」
ダミュロンを見つめる真摯な目。
それは、責めるものではに。それでいいのかと問いかける視線だった。
ダミュロンはそれが苦手で、それと同じくらい好きだった。
・リタっちについて(転生を匂わすよーな会話)
「兄貴はさあ、なんであんなチンチクリンな子がいいのさ」
「まあ確かに育ってない部分も多いが・・・それがいいんじゃないか」
「自分が育てる楽しみってのもイイもんよ?まだまだわかってないなー」
「いや、わかりたくないから」
「大丈夫Bまでしかやってない」
「言い方が古いよ、あとBまでは終わらせてるのかよ」
「その辛抱もあと1年で終わる予定だ」
「尚更悪いって」
頭を抱えながらも
「仮にも、あんたら社長と教師だろ。それでいいのか?」
「・・・何十年待ったと思ってる」
「待っていたんだ」
「長かった・・・気が狂うかと思った」
「兄貴?」
「俺達は物心ついたときから、何かをずっと探してた」
「本質は同じだからな、探し物は同じってことはすぐに気付いたさ」
「それって」
(会う前から、彼女のことを知ってたとでも?)
疑問は口からは出ず、ただ沈黙だけがその場を支配した。
・リタっちの生い立ち
「あたし天涯孤独ってことになってるから」
「なっている?」
「母さんが死んでから知ったんだけどね、どうもあたしの生物学上のチチオヤには嫁も娘もいたらしいのよね」
よくある話とあっけらかんとして言う。
「産まれた時から母子家庭だったから特に疑問に思わなかったけど」
デスプレイのを睨めっこしつつ、目にも止まらぬ速さでキーボードを叩いて頭の中の理論を形作る。
それと同時に、ダミュロンとの会話もこなす彼女の頭の中身は、一体どうなっているのだろうか。
「母さんは頭が良かった。良さ過ぎた。そんな人間が恋に狂ったら、さぞかし凄まじかったでしょうね―――その本人に薬を盛るくらいには」
「・・・・」
「だから戸籍上は何にも繋がりないけど、姉―――っていっても、血のつながりは半分の、まあそういう人間はいるし。本人は知らないでしょうけど」
「兄貴は」
知ってるのかとの言外にこめた言葉を汲み取ったリタは首を振る。
「さあ。アイツらのことだから知ってるかもしれないけど、あたしからは言った覚えはないわ」
「なんでアンタ、そんな話俺に」
「さあ?」
ひょいと肩をすくめて彼女は笑う。何事もなかったかのように
認めよう彼女は強い。それもダミュロンの、何倍も。
「あんた見てると、昔のあたしを思い出すから・・・かな?」
そのつもりはリタにはないのだろうが、顔をあげダミュロンを見つめるその瞳は、何かを射抜いた。
自分は、果たして彼女をまっすぐに見られているのか疑問だった。
「ま、なんとなくけど」