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羊子さんの要望まとめ
・レイリタ奥様劇場(10年前にいろいろあってレイヴンの前から去ったリタ、しかし彼女のお腹には既に彼の子供が・・・・)
・愛あるエロい鬼畜セリフ
・ダングレストの地下牢(座敷牢)
・娘さんを盾にとられてつれこまれちゃっていけないことされるリタっち
・状況は連れ込まれて数日後(調教60%くらい?
・こんなふざけたことをする男の言うことなんざ聞いてられるかっという意地と理性が残ってる彼女を狂気にも似た愛とテクでメロメロに突き崩して行くおっさまとか・・・
そのおねだりに私はこう答えてしまいました。
(94) 小野 > www・・・・頑張ってみますー。多少無言になっても気にしないで
きっと羊子さんは会話形式を、かるーく、欲しいな~とおねだりしたんだと思います。
そして私もできるかわからないけどやってみます~とかるーく、引き受けました。
その結果がこれです。
文字多すぎだろう。なんでこんなにがんがん書きたいことが雪だるま式に膨れ上がっていくんだ。
自問自答しつつああでもないこうでもないと試行錯誤を繰り返しました。
そして完成してから肝心の鬼畜台詞責めが入ってないことに気づいてちょこちょこ挿入しました。でも少ない。
これでも冗長になると思って二つほどの場面を削りました。
書いても書いても一向に終わらない、これは悪夢でした。
なんでこう羊子さんはいちいち私の萌えポイントをダイレクトに突くようなネタを振ってくるんだ・・・・・!!
・・・・・・楽しかったですけど、疲れました(苦笑
ヤンデレ・エロ成分当社比5割り増しです あとおっさんが人でなしですが愛故にということで、見逃してください
苦手な方はプラウザバックを推奨します
天井から明り取りの光が差し込むだけのこの部屋に連れてこられてから、幾日が経ったのだろうか。
それほど経っていない気もするが、リタにとっては永遠に等しい時間だった。
押し付けられる狂気すら感じられる愛の言葉を拒否する台詞も使い果たした。
底なしの快楽に絡めとられ、沈められてこのまま戻って来れない気がした。
「ごめんごめんリタっち。お仕事がなかなか終わんなくってさー、寂しかったあ?」
唯一の入り口である、鉄格子の向こう側にある重厚な鉄の扉もなんらかの処置を施してあるのだろう。
その扉からふざけた物言いをしながらこの退廃的な空気に満ちた部屋に入ってきた男は、おどけながらも、鋭い眼であたりをくまなく見遣る。
おそらくリタが逃げ出さないか、またそうする隙がないかを確認しているのだろう。
「おっさんモテモテで困っちゃうわ。でも、前よりは仕事減ってきたのよ」
10年。
自分の短い人生のうちの、半分に近い年月だ。
男にとってはただ通りすがりの女であっても、自分にとっては一生の恋だった。
その唯一の男に絶対的な拒否をされ、どれだけ失意沈んだことか。
それまでの住処を棄て、親友とほんの一握りの人間以外知らせず場所を移したのは心機一転と男を忘れるため。
そこにそのまま住み続けるには、余りにも思い出が多すぎて辛すぎたからだ。
思い出にできた筈だった。しかしそれは幻想だった。
昇華したつもりでいて全く癒えていなかった傷口を、この男は容赦なく抉ったのだ。
「若手も育ってきたし、そろそろおっさんも引退したいわあ。そしたらリタっちとずっと一緒にいられるもの」
得意の精霊魔術も封じられた今、自分はただのか弱い女にしかすぎない。
そうでなければこんな拘束引き千切ってしまうものを。
「・・・・・そのまま帰って来なければ良かったわっ・・・・」
吐き捨てるように応じた声はひどく掠れ、昨夜どれだけ喘いだかを物語る。
「あら。まだそんなこと言う気力残ってるなんて、流石俺様のリタっち」
男、いやレイヴンが壁に取り付けてあるレバーを下げると、どこかで歯車が噛みあう音がする。
装置が動き出し、手首を拘束していた鎖が吊り上げられ、引き摺られるように立ち上がると自然とその一糸纏わぬ姿をレイヴンの目の前に晒す格好になる。
「・・・・っ、!」
見られている。
所有印を至るところに刻まれた乳房を。
快楽に泣き濡れたその相貌を。
飛び散った白濁に塗れた太腿を。
そして底なしのレイヴンの欲望を全て、受け入れた貪欲な秘所を。
リタの肢体にあますところなく視線を這わせ、脳内で犯しているのが手に取るようにわかった。
欲望の視線を受け取ると、内心とは裏腹に慣らされた躰は勝手に受け入れる準備を始めるといわんばかりにとろりとした透明な液体を垂れ流す。
その様に最早壊されたと思っていた羞恥心が湧き上がってくる。
リタは視姦と呼ぶに相応しいその視線から俯いて少しでも逃れようとした。
その小さな可愛らしい抵抗を嗤ったレイヴンは、鉄格子という境界線の扉を開き、こちら側に渡る。
近寄るとそのまま跪き、下肢に焦点を合わせる。
意図に気づき脚を閉じようとするも強引に割られ、指を挿し込まれた。
人差し指と親指の二本の指で拡げられると、無限と思えるほどに胎に注がれた白濁が重力に従って滴り落ちる。
最奥を覗き込まれる羞恥に顔を赤く染めた。
「いやっ・・・」
とうとう漏らしてしまった泣き言にレイヴンはにんまりと笑い、リタを嬲るとっておきの呪文を唱えた。
「リリィちゃんに会ったわよ?お母さんに会えなくて寂しがってた」
「!!」
愛娘の名前に、反応する。
思わず顔を上げた拍子に眼が合い内心こうまで簡単に意図した通りに動いてしまった自分に歯噛みした。
レイヴンは普段の胡散臭さは鳴りを潜め、雄としての性を剥き出しにしてこちらを見つめていた。
「あの子に手出し、してないでしょうね」
「俺とリタっちの愛の結晶だもの、ヒドいことしないって。信じてよ」
どの口がそれをほざくのか。
信じて裏切られたあの日を思い出し、かっとなって叫んだ。
「あんたの言うことなんて、二度と信じない・・・!」
空気が凍った気がした。無表情でこちらを見遣る男からは何も読み取ることができない。
地雷を踏んでしまったのだと思ったが、後悔したところで今更口から出た言葉が戻る筈もない。
「・・・・ふうん、まあ時間はたっぷりあるしね」
「あ、あ・・・ぃや、やめてぇ!」
「やめて?今止めたら困るのリタっちでしょーが」
桃尻を跡がつくほど強く掴まれ持ち上げられては落とされ、天を向く赤黒い肉棒に最奥まで一気に貫かれた。
突き上げられるたびに鎖が擦れあってじゃらじゃらと音が鳴り、一層リタの官能を刺激した。
散々迷ったが首に拘束された手を掛け、これ以上深く容赦の無い角度で肉棒が突き刺さるのを少しでも防ごうとした。
掴むものがこれしかない現状では仕方なかったが、元凶の男に頼るというのも許せなかった。
ぱさぱさとしたレイヴンの前髪がリタの胸をくすぐり、間髪入れずに鎖骨を激しく噛みつかれた。
「ん、やぁ」
「イイ声。もっと聞かせて」
痛みすら脳天を直撃し、快楽に変換される。
自分の最奥から分泌された透明な液体と注がれた白濁が混ざり合い、掻き回される。
「はぁ、ん、ふぁ・・・っ」
「そうそうその調子。頑張っておっさんの為に啼いて頂戴」
挿入するときは侵入者を柔らかく歓迎し、出て行こうとすればきつく締め付け引き止める、女の性。
点滅する視界。溶ける意識。何もかもが嫌になろうとも、現実は容赦なく牙を剥く。
「あ、もう限界?・・・じゃ、一緒にイこう、かっ!」
「んぅ、あ、いや、いや、やぁぁぁ!!!」
「くっ・・・」
もがくたびに無骨な手枷が柔肌に喰い込み傷がついた。見てはいないがおそらくひどい裂傷になっているだろう。
その方が好都合だった。少しでも、快楽を痛みで散らしたかった。
傷痕はどうせ目の前の男が勝手に見つけてはあの台詞付きで治療してしまうのだ。構うものか。
「・・・・・・ハァ、いっぱい中に出しちゃったねえ」
何度目かの頂点を二人で上り詰めたあとに、嬉しそうに男は笑う。
「これだけ種も仕込んだし、赤ちゃんできたかな、できるといいな。男の子と女の子、リタっちはどっちがいい?」
繋がったまま優しげに受け入れたリタの胎を撫で、まだ見ぬ赤子に思いを馳せるように問う。
「あんた」
その言葉に上気していた肌から一気に血が引いていくのが自分でも分った。
「最初からそのつもりで」
連れ去られてから昼夜を問わずに抱かれ、避妊など気を払う余裕もなかった。
何も知らなかった10年前ならいざ知らず、『母親』となるときに心構えと共に子供がどう、産まれてくるのか一通りは学んだ。
自分の周期から計算して、確かに妊娠していてもおかしくは無い。
だがこの男は知らないのだから延々と抱くつもりなのだろうか、文字通りリタが孕むまで。
「女を縛るにはこれが一番でしょ、特に母性本能が強いリタっちみたいな子にはね。可愛い子供のためなら憎い野郎に抱かれるのも耐えちゃうくらいだもの。おっさん妬いちゃうわ~」
身重な状態で十歳の子供連れて遠くまで行ける訳もないし、『荷物』は多ければ多いほど逃亡に適さないと続けた。
「リリィちゃんのときはお腹が膨らんでく、リタっちの妊婦姿見逃したわけだし一石二鳥よ」
「・・・・ッ!まさかリリィの時も」
前々からおかしいとは思っていた。当時のリタは性に関しての知識が明らかに欠けていた。
女としての悦びを教え、開花させたのはレイヴンなのだからその程度のことは知っていただろう。
それを敢えて大人として、男としての配慮をしなかったその理由。
レイヴンに、避妊の知識が欠けているとは思えない。
つまり、リタを妊娠させる意図があったということだ。
「うん、あれだけヤればね。できるかなとは思ってた。俺様としてはどっちでも良かったわけよ」
あっさりと疑いを肯定され、眩暈がした。
知らなかった。レイヴンがそんなことを考えていたなんてちっとも気づかなかった。
「リタっち俺様に抱かれてから、どんどん綺麗になってくし。害虫が寄ってきたらどうしようかとか、おっさんを見限ったらとかいろんなことが正直怖かった。子供ができたらそれを理由に結婚できるでしょ?」
余裕があるのはいつだってレイヴンで、終わりを恐れているのはリタだとばかり思っていた。
相手もリタのことを想っていてくれるとは知っていたが、自分のほうが比重は傾くだろうと。
初めての恋、それも相手は20も年上。
自分のことですら持て余し精一杯で、レイヴンが何を考えているのかまで、推し量る力が当時の自分にはなかったからだ。
「ま、言うつもりなかったけどね。リタっちが、離れようとしたときの保険のつもりだった。・・・・結局無駄になっちゃった」
底なしの沼を思わせる昏い瞳。見ているこちらが引き摺り込まれそうなほど淀んでいた。
その瞳に映る怯えた表情をした己を見つけ、思わず首を振ったがそれはどういう意味なのか自分でもわからなかった。
「まさかまだ逃げだせるなんてばかな考えしてないよね」
手枷に繋いである鎖を外されるが、衝撃的な事実に打ちのめされてされるがままになっていた。
力の抜けた躰を抱えられ簡素なベッドに横たえられると、その上に覆い被さってきた。
「愛してる あいしてる 愛してる あいしてる あいしてるよりたっち
捨てないで どこにもいかないで さみしかったんだ もう独りはいやなんだ 逃げないで
さがしたんだ でも見つからなくて どこにいってたの もう死人にはもどりたくないんだ たすけて
おねがいだからおまえもおれをあいしてよ むかしみたいにわらってくれよ どうしたらまたあいしてくれるの あいしてるんだ」
歌うように、呪うように、願うように、祈るように耳元に囁かれる悲痛な叫び。
ただ黙ってそれを聞くことしかできなかった。
支離滅裂な言葉を、だが全てに共通してリタを求める言葉を唱えながらレイヴンは溺れるものがなにかに縋りつくような強さで抱きしめる。
レイヴンの放つ狂気に絡め捕られて、自分がどんどん身動きができなくなるのが分った。
あとどれだけ自分は正気を保っていられるのだろうか。
髪を撫でるその動作だけが場違いに優しくて、涙が一筋零れ落ちた。
「愛してる」