「海鳥の夢」れあ様より、「闇の答え」です。

レイリタ夜の奥様劇場ｓｓ「光が請う」(こちらは私作・おっさん視点)と対になっていていておっさんに付き合わされてるリタっちの心境を綴っています。
淡々と語るリタっちが切なすぎて、これがまた・・・・！

愛はあるのに、伝わらない思い。
リタっちの言葉がおっさんに伝わるのはいつのことなんでしょうか。

首輪なんていらなかった。
手枷だっていらなかった。
１０年前のあの時、ほんの少し言葉があればそれで良かったのに。
そうしたら自由よりも孤独が大きかった時間も過ごさなくて済んだ。
何故一度突き放したくせに今また縛ろうとするのか。
あたしを縛るものはあんたの心だと言えば分かってくれるだろうか。
それとも彼から与えられたもので孤独に耐えたのだと言えば。
ずっと繋ぎ続けていたことには気付かずまたあたしをねだる。


あの頃よりもっときつい快楽が襲う。
もう気持ちいいなんて感覚もとんでしまった。
娘に会いたいこの気持ちごと、彼は貪っていってしまう。
逃げたくても、逃げられない。
あたしのなかに命を吹き込む狂った瞳。
今は何を見つめているの？



逃がしたのはあなたなのに。
今更愛してるってあたしを騙すの

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