管理人がその時々で気に入った萌えを綴っていけたらいいなと思います
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わはは復活復活ぅ!
鎖の冷たい感触が肌をこすれあうたびに敏感に反応してしまう。
強力な魔女封じの札がいたるところに貼ってある室内では、さしものリタも魔法を行使することは不可能だった。
「おっさん見立てどおり。真白な肌によく映えるわぁ」
うっとりとリタの全身を眺める男を、リタはきっと睨みつけるが毛ほどにも感じていない様子で口を開いた。
「お名前はなんて言うのかな?ちいさな魔女さん」
「誰がっ!」
契約と、それに伴う力の行使をなによりも重視する魔女にとっては真名は重要なものである。
もしも真名を他人に握られてしまえば、一生その人物に縛られる。将来を渇望される、優秀な魔女、リタにとっても変わりは無い。
止むを得ない事情で真名を知られ、、命が磨り減り、潰えるその瞬間までまでこき使われた魔女を、リタは何人も知っている。
昇格試験のために下界へと降り立った、見習いとは名ばかりのリタにとって、簡単な試験のはずだった。
街に下りてすぐに目が合った一人の男性。
すぐに記憶から消え去るはずの人物だった。
男と擦れ違い様に突然リタは意識を失った。
こんなものすぐに合格しようとした矢先の思いがけない出来事だった。
「時間はたっぷりあるから、ぐずぐずに溶かしてあげる。はじめてでも、痛みなんか感じさせてあげない。自分からおねだりする厭らしいこにしてあげる」
名前もしらない男は棚に並べられた、何に使うか想像もつかないような道具を一つ掌に納め淫靡に囁いた。
「すぐに、何でも話したくなる・・・・そうすぐにね」
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