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管理人がその時々で気に入った萌えを綴っていけたらいいなと思います
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久しぶりです。ですが今回はユリソディです。レイリタ期待した方はすみません。

チャットでついポロリとユリソディについて語る&すごい短い会話を投下
→H氏、G氏の予想外の食いつき(それだけ飢えたのか・・・)
→H氏「是非文章で!」
→ソレは無理です、ごめんなさい
→H氏「じゃあ、ネタ部屋くらいならどうですか」
→えと、まあそれくらいなら・・・あらすじだけでおk?
→「おk」

だいたいそんなか~んじ~な流れです。
毎度のことですが、書いてみたら伸びる伸びる。あらすじだけっていうレベルじゃねー!(笑


自分はユリエス派だと思っていましたが、案外ユリソディも行けちゃう人間だったようです。
まあ小野はもともとノーマルもBLも割となんでもござれなタイプですけどね!
リタっちの相手はおっさんじゃないと許せないけどまあそれくらい。
最近は頭がノーマル寄りになってるので、BL思考はほとんどありませんが、読む分にはどんとこい。

しかしソディアさんの口調これで合ってるのかわかんないです。
最後うだうだ言葉をこねくり回して語っていますが、めんどくさかったら読みとばしちゃってください。
できる部分は形にしてみたけど、思いついた台詞をそのまま何もしないで置いておいたほうが、想像の幅が広がる分綺麗だったかなあとも後悔しちゃったり。
言いたいことがたくさんの言葉の中に紛れてしまって、結局伝わらないような結果に。言葉って難しい。

 



 

あらすじ

ソディアはフレンの部下らしく生真面目な性格の持ち主。
人に頼るということも苦手なので一人で考えすぎて思いつめることもしょっちゅう(小野主観)

ある日のこと、城の廊下を歩いてると騎士達の雑談(城の女性についての評価)を立ち聞きしてしまう(お約束)
ソディアの評価は勿論辛口(酷い)決して女性の魅力がないとは言えませんが、いかんせん玄人向けなんですよ彼女。ユーリとかユーリとかユーリ向け。
いつものこととと思いつつ、何回もその場面を思い出してはしょんぼりしながら帰途につきます。
その夜道にばったりと出会ったのは、勿論我らがユーリ。
酒場でを飲んできたらしく、珍しく陽気な様子でソディアに話しかけますが、気が立っているソディアはいつも以上に鋭い舌鋒でユーリを一刀両断。
気分を害したローウェル青年はうっかり、本日の地雷に脚を踏み入れてしまいます。
「かわいくねーなあ」
そんなこんなの話。

 

 



場面「仕方ないさと嘯くソディア。でもしょんぼり」

 


「・・・様は、俺ら平民の兵士にも優しいとこがポイントだな」
「あ、言えてる。それにさ、プロポーションは出るトコ出る!って感じじゃねえけど、逆にそれが清楚な感じが増してまたいいんだよなあ・・・」
「おい、それ以上は不敬だぞ」
「ここだけの話ってことにしといてくれ」
「じゃ次行くぞ、フレン隊とこのはどうだ?」
「ああ、あの三つ編み?」
「無理。おっかねえよ」
「ありゃ一生貰い手もねぇな」
「言えてる」
「いっつもツンツンしてて、どうにも、可愛げがないんだよなあ・・・」

 

 

たまたま近道の為に通った、城の人通りの少ない廊下で聞こえた会話が、ソディアの頭の中で延々と繰り返される。
仕事をこなしている時は思い出さなかったが、こうして一人家に帰る途中だと、どうしてだか思い出してしまう。

今は一人だからだろうか。それとも、この暗い路地がそうさせるのか、ソディアには分からない。

ただ、別段辛くはない、とソディアは歩きながら思う。
そう思われていたことは知っているし、そう思われるだけの態度はとっていたと思う。



昔から、曲がったことは許せなかった。
苛められれば泣くよりも先に勇敢に立ち向かったし、家に居るよりも仲間と街中を走り回る方が好きだった。
髪を伸ばしていても、その活発な雰囲気から少女よりも少年と見られがちだった。


騎士として生きる、そう決めたときには、家族と大喧嘩した。
普通の女性として、結婚し子供を産み育てる平凡な幸せを掴んで欲しいと願う彼らが、剣を持ち、命を落とすかもしれない職業を、喜ぶものか。
なにも好き好んでと家族は諭したが、結局ソディアの気性を一番熟知していたのも彼らだ。
このままでは遠からず家を飛び出すだろうと苦悩した末に、許可を出した。いつでも帰って来いと言い添えて。
家族から愛されていたし、ソディアも彼らを愛していた。
家族の思いに気付きながら、それでも自分を止められなかったソディアは、ただ、愚直なまでに前に進むことしかできなかった。

女だからと言われない為に、剣の腕を人一倍磨いた。
負けまいと肩肘張っているうちに、どんどん頑なになっていった。
同僚である騎士達からの、評価は辛辣なものだったが、それを消す方法も分からず、ますます孤立していった。
そんな中でフレンだけは違った。
女性だからではなく、騎士としての正当な評価を、そしてそれに見合った信頼を与えてくれた、一番初めの人だった。
フレンの元で働くうちに、フレン隊という、気のいい仲間達の中では少しだけ、柔らかくなることを憶えた。

それでもソディアは曲がることができない。
自分で分かっていても、そうすることはできない。
何故ならばソディアだからだ。
それが、可愛くないというならば仕方ないことだ。

ソディアにとって、可愛いとは、柔らかくて、砂糖菓子のように甘ったるく、ふわふわとしている、何よりも縁遠いものだった。
そして、そんなものにほんの少しだけ憧れている自分を知っていた。





 

 


 


場面「ユーリが怒らせてしまう&口説いてるんだか宥めてんだかわからん台詞」

 


「可愛くねえなあ」


売り言葉に買い言葉、本人にとっては軽い気持ちで言っただろうユーリの言葉が鋭く胸に突き刺さる。
慣れている、と思っていた。
仕方ない、と諦めていた。
それなのに、今まで聞いた言葉より、今日聞こえた言葉より、一番。
どうして胸に堪えるんだろう。

「ああ・・・ああそうさ私は可愛くない女だ、ユーリ・ローウェル!」

「そんなこと自分が一番わかっている!」

驚いている姿が目に映ったが、一度口から出た言葉は次々と溢れるように飛び出してくる。

「可愛い?男に媚びればいいのか。人形のように、ただ黙って微笑んでいればいいのか。男の帰りを待ち、祈るだけの存在であればいいのか」

「そんなふうに生きたくない」

「私はできない。そんなのは私じゃない」

「変われないんだ!」

ユーリは普段の調子で軽口を叩くでもなく、黙ってソディアの叫びを聞いていた。
暫く無言が続き、ぽつりと呟く。

「・・・変える必要なんてあるのか?なあ」
頭の中の考えを、纏めながら喋っているらしく自らの頭を掻き回しながら、途切れ途切れユーリは伝える。
癖毛のソディアからしたら羨むほどの美しく、光沢のあるストレートの髪が、ぐちゃぐちゃに乱れることなど気にも留めやしない。

「気付いてんだろ。可愛いってのは、あんたが言ったようなもんじゃねえ」

「俺が可愛くねえって言ってんのは、そうやって本当は自分で分かってんのに、意地を張って余計に拗らせてることだよ」

「そんなに自分を卑下するもんでもねーだろ。少なくとも俺は、悪くないと思うぜ、あんた」

「あんたに必要なのは、変わることじゃなくてガス抜きじゃねえの?」

「もうちっと余裕持って、空気が柔らけりゃ十分『可愛い』だろうよ。もともと素材はいいんだし」

「馬鹿にするな!」
そうだ、信じられるものか。(信じて、裏切られたらどうすればいい?)

「馬鹿になんてしてねえっつうの。俺は世辞は苦手なの知ってんだろ?」

 


「・・・・・・」

 


 


場面『なんか納得して、二人が別方向に歩き出す』

「あ、・・・」

「なんだ」

「…その、怒鳴ったりしてすまなかった」



「気にしてねぇよ。それだけか?」



「そうじゃなくて、そのっ・・・・・・!」

「?」


「あ、ありがとう!」

真っ赤な顔で走り去っていく後ろ姿を見送る。



「・・・なんだ、できんじゃねーか」
一瞬だけ、頭が呆けた。
去り際に一瞬だけ垣間見えた、恥じらいを含んだ笑顔には、それだけの衝撃があった。
それは、ユーリが初めて見た、ユーリに向けられた、負以外のソディアの感情だったのかもしれない。

もしもユーリの言うように、ソディアに余裕ができたなら、きっとユーリに見せた笑顔も、それ以上の笑顔も、たくさん見れるようになるのではないだろうか。
それは、とても良い事だ、と思う。誰だって、怒った顔ばかりされるより、笑った顔を見た方が嬉しい。勿論、ユーリにもそれは当てはまる。
しかし『可愛い』笑顔を、ソディアが周囲に振りまくところを想像してみた。
・・・・・・勿論、フレンにもだ。

「・・・失敗したか?」

いやいや、自分には関係ないことと知らず自分に言い聞かせ、今度こそはと宿への道を往く。
そんなふうに青年が考えたことなど振り返ることもなく去っていった、ソディアには知る由も無く。
残された月だけが、彼の呟きを静かに見守っていた。

 

END





以下、ユリソディについて考えてみた(ちょっと辛口?)
反転してお読みください。

話中でユーリが言っていますが、ソディアはもう少し余裕を持つ必要があると思います。
少しでいいんです、少しで。

ユーリは旅の中で完成(と言ってもいいものか・・・?)の域に達しちゃってるから、今のところどうしてもユーリが諭す立場になりがち。
ソディアがつっかかる。ユーリがめんどくさそうにそれに応える。それは良い。
だけどもそればかりでは対等とはいえません。
私の好みもありますが言い合いしながらも、きちんと自分の意見を通しつつも、相手の立場も汲み取る。
こういう世界もあるんだよ、というのを知る中で身に着けていってくれればいいかなと思います。
その役目にユーリは適任だな、とも思ったり。

ちなみにソディアは、可愛いに対して文中で辛辣なこと言ってますが、あれは可愛いと、まっすぐは両立することは理解していますが、自分はそんなものになれない、という感情の裏返しのようなものです。
わかっているのに、意固地になってしまう。

余裕がないといつまでたっても二人とも喧嘩相手のまま、前に進めないんじゃないかと。
一歩踏み出す、認める。自分の言葉、相手の言葉、想いを知る。
それができた上で、唯一ユーリにだけはつっかかって見せる(ある意味甘え)というのであればものすごく萌えですが。
その為にも、ソディアもユーリのことを認めているよ、という意思表示がもうちょっと欲しい。
まあそれも時間の問題で、もっと視野が広がるとは思うんですが。そんなに遠くない未来に。
フレンもソディアのことを認めてますし、そんなソディアに成長する伸びしろがないとは言わせない。
成長しなければユーリさんは捕まえられない。
おっさんとは違う意味で糸の切れた凧のような男です、ユーリ。
頑張れソディア!

 

あくまで私の考えですので、これは違う、と思ったらすみません。

 

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